地盤調査も併せて行うことで、地盤と建物との共振可能性を調べることができます。
敷地内には、2つのセンサーを設置し、表面波を測定します。
表面波は地震波の一種で、レイリー波とも言われています。
レイリー波は、起震機「人工震源」によって、地表面に上下振動を与えることにより地中を水平方向に伝播していきます。地表面に設置された2個の検出器で、波の伝わる速さ「表面波速度」を求めて地層毎の「支持カ」を推定することや、圧密降伏応力の相関式を用いることで地層毎の「沈下量」を推定することが出来ます。
※「揺らす」ことの特異性をお伝えするためのイメージです。実際、図のような地面が動くほどの激しい揺れ方は致しません。
地盤と建物のもっとも揺れやすい周波数をあらわした図です。 地盤と建物のもっとも揺れやすい周波数が近いと、地震時に共振現象により建物が大きく揺れやすくなります。(共振可能性)共振のおそれがある場合、耐震改修の必要性がより高いと考えられます。