オノウエ耐震・地盤調査事務所の調査員、尾上結希です。この動的耐震診断には私がお伺いし、調査させていただきます。
オノウエ耐震・地盤調査事務所ができるキッカケとなったのはTVのニュース番組で、私共が今おこなっている動的耐震診断の映像を見たことでした。建築に携わる人間として、それはあまりにも衝撃的な映像でした。
私は、大工職人の息子として生まれ、大工の道を歩んできました。
私たちが「木組み」である日本の伝統構法で家を建て、そして「強い家」ができたことを、経験と職人としての勘で感じてもいます。寺社仏閣に代表される日本古来の木造建築が、永きにわたり残っているのもその例でしょう。
さらに加えて、この動的診断では実際に家を揺らすことによって「建物の硬さ」「建物のバランス」「地盤の支持力」という、建物にとって最も重要なことが、データ解析された数値によって把握出来ます。簡易耐震診断の評価結果では、具体的に「どこをどう補修すればいいのか?」が解らない場合も多いでしょう。
この動的耐震診断方法の「弱い部分を見つけ出す」という優れた機能を活用しないのはもったいないと感じ、私共はこのシステムを導入しました。大切な財産である家を診断してみることにより、暮らしに「安心」を添えることができるはずです。